診 療 内 容 
                             


 診療内容
  予防接種 (定期予防接種、 海外赴任時接種、 留学前接種)
  抗体検査 
  健康診断、 健康診断書作成 (留学用、 海外赴任用など) 

 予防接種、予防薬
以下のワクチン、予防薬を取り扱っております。

コロナワクチンは集団接種のみです。ネット予約はこちら

黄熱ワクチンは2024年2月まで中部空港検疫所支所からの出張接種です。ネット予約はこちら
2024年3月から、当院での接種になります。料金と支払方法が変更になる予定です。

当院では、名古屋市、清須市、北名古屋市の方に対して定期予防接種をすることができます。
それ以外の愛知県の方は接種券の他に市町村からの「連絡票」と「問診票」が必要になります。
愛知県以外の方は、県によって対応が異なりますので、住民票のある保健センターへお問い合わせください。

2019年10月1日改定 料金表

(*1) 取り扱い状況の記号について
◎: 常備しています。   ○: 対象者を限っています。
△: 予約した方のみです。   ×: 新規の方の接種を中止しています。
種 類
接種状況(記号*1)
接種料金
(任意接種)
備 考
DPT三種混合
4,500円 ジフテリア、百日咳、破傷風の混合ワクチンです。
3か月齢以上に接種できます。百日咳を接種するならこれになります。
DPT-IPV四種混合
10,600円 ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオの混合ワクチンです。
0〜1才で4回接種する定期予防接種です。
Hib(ヘモフィルスインフルエンザ菌b)
8,100円 ワクチン導入前は乳幼児の髄膜炎の6割を占める病原体でしたが、ワクチンのおかげで髄膜炎の発生が0になりました。
平成25年度から定期予防接種になりました。
小児用 肺炎球菌結合型13価
(PCV13、プレベナー13(R)) ◎
11,000円 ワクチン導入前は乳幼児の髄膜炎の2割を占める病原体でしたが発病後急激に悪化するため怖い菌です。ワクチンのおかげで患者数は激減しています。
平成25年度から定期予防接種になりました。
肺炎球菌結合型15価
(PCV15、バクニュバンス(R)) ◎
12,100円 高齢者の肺炎予防に使用します。任意接種です。
2023年に認可されました。
DT二種混合
5,200円 ジフテリア、破傷風の混合ワクチンです。
11〜12才で1回接種する定期予防接種です。
BCG
5,900円(*2) 結核による小児の重症化を防ぐワクチンです。4才以下で有効です。
通常は11ヶ月齢までに1回接種する定期予防接種です。
(*2) 1才以降は有料になります。当院でツベルクリン反応を行った場合は3,100円です。
ツベルクリン反応 ◎ 3,800円 結核の免疫反応を計る皮内テストです。2〜3日後に判定します。
ポリオ(不活化、IPV) ◎ 9,500円 「小児麻痺」のワクチンです。
0〜1才で4回接種する定期予防接種です。(2012年9月から定期接種になりました)
日本脳炎 ◎
ジェービック(R)
エンセバック(R)
(いずれか一方を在庫)
6,700円
ブタが持っていて蚊がうつす脳炎です。日本からインドにかけて分布します。
定期予防接種の1期は、通常3才で接種します。6ヶ月齢以上で接種可能です。
詳しくは こちら
ワクチン不足の間、海外渡航者向けには輸入ワクチン Ixiaro を使用してきました。
子宮頸癌(HPV4)
ガーダシル(R) ◎
16,200円
9才以上の女性に推奨します。
女性の80%が感染するHPVウイルスに対するワクチンです。
子宮頸癌の60〜80%を予防することができます。
平成25年度から女性の定期接種です。
2022〜2024年度の間、接種漏れ者への救済措置で高校2年〜平成9年度生まれの方に定期接種として接種することができます。(キャッチアップ)
9歳以上の男性にも接種することができます。肛門癌や尖圭コンジローマに対する予防効果があります。任意接種です。
子宮頸癌(HPV9)
シルガード(R) ◎
27,500円
9才以上の女性に推奨します。
女性の80%が感染するHPVウイルスに対するワクチンです。
子宮頸癌の70〜90%を予防することができます。
2023年度から女性の定期接種です。
2022〜2024年度の間、接種漏れ者への救済措置で高校2年〜平成9年度生まれの方に定期接種として接種することができます。(キャッチアップ)
新型コロナ(COVID-19)
コミナティ(R)
小児用コミナティ(R)
0円
12才以上はコミナティを、5〜11才は小児用コミナティを接種します。
初回接種は3週間間隔で2回、その後5ヵ月以上後に追加接種です。
国が管理しており、接種権がないと接種できません。
麻疹(はしか) × 6,000円
高熱、発疹の出る、感染力の強い病気です。
定期接種としては、MRワクチンを使うようになりました。
2024年1月にメーカーの回収になりました。2024年4月頃まで欠品予定です。MRやMMRワクチンを使用します。
風疹(三日はしか) ◎ 6,000円
高熱、発疹の出る、感染力の強い病気です。
定期接種としては、MRワクチンを使うようになりました。
MR(麻疹+風疹) ◎ 9,000円
麻疹、風疹の混合ワクチンです。
1才、年長で1回ずつ定期接種となります。

おたふくかぜ (ムンプス、流行性耳下腺炎)◎ 6,000円
3,000円(*)
高熱、耳の下が腫れる、感染力の強い病気で、重症化すると髄膜炎をおこし難聴を来すことがある病気です。また大人になってかかると重症化し、睾丸炎を合併することもあります。
ワクチンは、通常1回接種ですが、免疫が6割くらいの人にしかつかないので、接種後6週間以上後に抗体検査で免疫がついたことを確認することをおすすめします。
(*)1才から就学前の名古屋市民は公費助成により自己負担3,000円
水痘(みずぼうそう)
7,500円
発熱と発疹・水疱が特徴の感染力の強い病気で、重症化すると入院治療が必要になります。
患者との接触後72時間以内に接種すると発病予防効果があります。
2014年10月から、1〜2才で2回接種する定期接種になりました。
また帯状疱疹予防効果が60%程度あります。
帯状疱疹
シングリックス(R)
21,000円
10,800円(*)
2〜6ヶ月間隔で2回接種します。
帯状疱疹を90%程度予防するワクチンです。
50才以上に適用があります。(リスクのある人は18歳以上)
(*) 名古屋市の公費助成の場合の自己負担料金。清須市も公費助成あり。
インフルエンザ ◎ 4,900円
4,000円(12歳以下)
65歳以上は市町村により異なります
日本では冬の時期に流行が起きます。南半球では、日本が夏の時期に流行します。
12才以下の小児は2回接種のため割引しております。
65歳以上は定期予防接種で、市町村により自己負担額が異なります。2020年シーズンでは、名古屋市、清須市、北名古屋市の65歳以上の市民は無料です。
肺炎球菌
(PPV、大人用)
8,000円
4,000円(*)
65才以上の高齢者は、5年毎に1回接種をお勧めします。
脾臓を摘出した方は、健康保険が適用になります。
愛知県全市町村で高齢者への公費助成が行われています。名古屋市では65才以上が公費助成で4,000円で接種できます。他の市町村は市町村に問い合わせてください。
2014年10月から高齢者の定期予防接種になりました。
A型肝炎 ◎ 7,700円 途上国などでは水、先進国では汚染された食品から感染します。3回接種です。
B型肝炎 ◎ 5,500円 血液、体液から感染します。現在世界中で定期接種として子供に接種していますが日本ではまだ任意接種です。3回接種し、その後抗体検査を行います。
破傷風 ◎ 4,500円
大怪我や刺し傷などの時に感染する病気です。
昭和43年以前生まれの人は、3回接種します。
狂犬病 
暴露前接種 ◎
(かまれる前の予防,輸入) 
暴露後接種 ◎
(かまれた人の治療,国産)  
15,500円(国産)
11,000円
(輸入,筋注)
接種スケジュールが2018年4月に変更になりました。詳しくはこちら
海外でイヌなどの哺乳動物にかまれた時に接種します(暴露後接種)。国産ワクチンは健康保険が適用になります。
かまれる前に接種する場合は輸入ワクチンで2回接種します(暴露前接種)。
ロタ (ロタリックス) ◎ 14,500円
乳児のロタ下痢症と脳症を防ぐワクチンです。2回接種です。6〜24週齢で使えます。経口ワクチンで口から飲みます。2020年から定期予防接種です。
ロタ (ロタテック) ◎ 9,700円 乳児のロタ下痢症と脳症を防ぐワクチンです。3回接種です。6〜32週齢で使えます。経口ワクチンで口から飲みます。2020年から定期予防接種です。
マラリア予防薬
△メファキン(R)
◎ビブラマイシン(R)
◎マラロン(R)
×小児用マラロン
メファキン約870円/錠
ビブラマイシン約25円/錠
マラロン 約490円/錠

小児用マラロン約170円/錠
メフロキン(メファキン(R))、ドキシサイクリン(ビブラマイシン(R))、マラロン(R)があります。
メフロキンは1週間に1錠、流行地に入る1週間前から流行地を出た4週間後まで服用します。
ビブラマイシンは毎日1錠、流行地に入る2日前から流行地を出た4週間後まで服用します。
マラロンは、毎日1錠、流行地に入る2日前から流行地を出た1週間後まで服用します。

小児用マラロンは、40kg未満の小児に使用します。服用スケジュールはマラロンと同じです。2024年現在需用がないため薬局にて欠品してます。
高山病予防薬
◎ダイアモックス(R) 250mg
約24円/錠 アセタゾラミド(ダイアモックス(R))があります。
睡眠中に呼吸が低下することを防ぐ効果があります。
登山前日から服用します。
A型肝炎 Avaxim(R)
12,300円(輸入) 途上国に広く存在するA型肝炎に対するワクチンです。出発前に2回接種すると1年程度有効な国産ワクチンと異なり、一回接種で一年程度有効なので、出発までに時間が無い方にお勧めです。また国産A型肝炎ワクチンが不足した時にはこちらを使用します。
腸チフス Typbar TCV(R)
10,000円(輸入) 6ヶ月齢以上65歳以下の不衛生な環境に行く場合に推奨します。輸入ワクチンです。
免疫がつきやすい結合型ワクチンです。65歳以下にはこちらがおすすめです。
腸チフス Typhim Vi(R)
10,000円(輸入) 2歳以上の不衛生な環境に行く場合に推奨します。輸入ワクチンです。
免疫がつきにくい、ポリサッカライドワクチンです。46歳以上はこちらしか使えません。
A型肝炎+B型肝炎 Twinrix(R)
14,000円(輸入) A型肝炎とB型肝炎が混合されたワクチンです。3回接種です。輸入ワクチンです。
B型肝炎が、国内ワクチンの2倍量含有するため免疫のつきが優れています。免疫のつきが悪い30歳以上での接種をおすすめします。
髄膜炎菌 (MCV4)
Nimenrix(R)
15,000円(輸入)
A,C,Y,W135の4種の血清型の入ったワクチンです。輸入ワクチンです。
アフリカのサブサハラ地域で流行。
サウジアラビアではメッカ巡礼者に要求。
米国やヨーロッパへの留学時に要求されることが多いです。
髄膜炎菌 (MCV4)
メンクワッドフィ(R)
23,300円 A,C,Y,W135の4種の血清型の入ったワクチンです。日本で認可されています。
アフリカのサブサハラ地域で流行。
米国の高校、大学に入学するときや寮に入るときに要求されることがあります。
2015年5月18日に日本で認可・発売されたメナクトラ(R)の後継品です。
Tdap (青年用破傷風・ジフテリア・百日咳)
Boostrix(R)
10,000円(輸入)
青年向けに配合を調整したDPTワクチンです。輸入ワクチンです。
アメリカ・カナダへの留学時と、アメリカ、オーストラリアでの産婦人科の受診・見舞い・出産手伝いで接種を要求されます。
MMR (麻疹・風疹・おたふくかぜ3種混合) ◎ 10,000円(輸入)
アメリカ・カナダへの留学時に要求されることがあります。また、麻疹、風疹、おたふくかぜのうち2本以上を別々に接種するよりMMR1本の方が安価に接種することができます。輸入ワクチンです。
ダニ脳炎
Encepur(R) / FSME(R)
11,000円 ヨーロッパからロシアにかけて常在するダニ脳炎に対するワクチンです。輸入ワクチンです。接種スケジュールは2〜4週間隔で2回、6〜12ヶ月後に3回目です。
γグロブリン 要相談 麻疹の接触後の発病予防などに使う場合があります。
B型肝炎γグロブリン 要相談 B型肝炎ウイルスに暴露された後の感染予防に使います。

 ワクチンの表示料金は1回あたりの料金(税込)です。初診料などはかかりません。
 予防薬の表示料金は1錠あたりの料金(税込)で、錠数分の他に調剤料などで約725円(税込)必要です。
 輸入ワクチンは、日本で未認可のワクチンを輸入したものです。国内の予防接種被害救済制度は適用にならないことにご注意ください。

 検査について
検査 目的、料金(税別)
 麻疹(EIA/IgG法) 迅速検査。1〜2日程度で結果が出ます。
 風疹(HI法) 男は16倍以上、女性は32倍以上が感染防御に必要です。3〜4日程度で結果が出ます。
 おたふくかぜ(EIA法) 5.0以上が感染防御に必要です。3〜4日程度で結果が出ます。
 水痘(EIA法) 4.0以上が感染防御に必要です。3〜4日程度で結果が出ます。
 A型肝炎(EIA) 1.0以上で陽性です。3日程度で結果が出ます。
 B型肝炎(EIA) 10.0以上で陽性です。当日(数時間)で結果が出ます。
 クオンティフェロン 結核の感染を調べる検査です。BCGの影響を受けません。
 T-spot 結核の感染を調べる検査です。BCGの影響を受けません。
クオンティフェロンの改良版で1週間で結果が出ます。
 ツベルクリン検査 結核・BCGによる免疫を測定します。2〜3日後に判定します。
 ポリオ 1〜3型をセットで測定します。(2,400円)
皮内検査 ワクチン成分(主に卵)に対するアレルギーのある場合に行い、15分後に判定します。(400円)
胸部X線 主に留学の健康診断で行います。(2,300円)
視力・色覚 主に留学の健康診断で行います。
聴力 500, 1000, 2000, 4000, 6000Hzを測定できますが、通常は1000と4000Hzを測定します。
麻薬 乱用薬物8項目の尿検査です。10,000円です。
フェンシクリジン類、コカイン系麻薬、覚醒剤、大麻、モルヒネ系麻薬、バルビツール酸類、ベンゾジアゼピン類、3環系抗うつ剤。
マラリア
(検診)
健康診断証明書用の自費でのマラリア検査です。8600円です。
(渡航後の発熱など治療目的の検査は健康保険適用で、別料金です。)

 麻疹・風疹・おたふくかぜ・水疱瘡の接種歴のある人で、大学入学時などの時で、2回目の接種を要求された場合、まず抗体を測定し、抗体がない事を確認して接種することで、接種本数と時間を節約し無駄なワクチンを打たずにすますことができます。
 抗体検査の結果の読み方の詳細については⇒こちらをご参照ください。
 これ以外の検査をご希望の方はご相談ください。

 検診について
海外赴任者向けの検診を行っています。
検査 目的
海外赴任者検診セット 赴任前検診を行っています。
血液・尿検査基本セット10,500円、胸部X線写真2,300円、心電図1,400円、証明書代5,400円など

 証明書作成について
 和文または英文の証明書を作成いたします。
 数行の日本語の証明書は1件2,000円+税です。
 当院様式の予防接種証明書は1件3,000円+税です。
 当院様式の英文健康診断書は1件5,000円+税です。
 4ページ以下の証明書(持ち込み様式)は1件5,000円+税です。
 5ページ以上の証明書(持ち込み様式)は1件8,000円+税です。

 その他
 相談および検査のみの受診は面談料として1回3,000円+税が必要になります。
 外来中は他の方もお待ちですので、おひとりに長時間の相談に対応することができません。無料の電話・FAX・メール相談をご利用ください。




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