日本脳炎の定期接種について

日本脳炎ワクチンは、定期予防接種として、1期(6ヶ月〜7才5ヶ月)に3回、2期(9才〜12才)に1回接種することが定められています(図1)。
 平成17年にワクチンの副反応問題のため接種の勧奨が中止され、多くの方が本来接種すべき時期に接種をしませんでした。
 平成22年4月1日に1期が、8月27日に2期で使うワクチンが認可されました。
 また、勧奨中止により接種できなかった人のため、平成7年4月2日〜平成19年4月1日生まれの方は、1期、2期の規定に関わらず19才まで定期接種として接種ができます。

 日本脳炎の定期接種時と回数
 1期は、6ヶ月〜7才5ヶ月の間に3回接種します。
 2期は、9才から12才の間に1回接種します。
 標準的には1期を3才〜4才に、2期は1期終了後5年後を目安に接種します。
 (下図)



 (図1. 日本脳炎の定期予防接種の接種時期と回数)

 平成7年6月1日〜平成19年4月1日生まれの方の接種例

1期に1回も接種していなかった方
1期1回目を接種し、1〜4週間後、1年後、6年後に接種します。

1期に1回だけ接種して1年以上経過した方
1期2回目を接種し、4週間程度後と、1年後に接種します。

1期に2回だけ接種して2年以下の方
1期追加接種し、約5年後に2期を接種します。

1期に2回だけ接種して3年以上経過した方
1期追加接種し、4週間程度後に接種します。

1期3回を接種した方
2期を、3回目接種後5年後頃に接種します。