詳しい情報

 麻疹、風疹、おたふくかぜ、水痘の合理的な予防方法
 麻疹、風疹、おたふくかぜ、水痘は、感染力が強い空気感染する重要な感染症です。妊娠中に風疹に感染すると胎児の奇形発生率が高まります。おたふくかぜは難聴をきたすなどです。
 過去にかかったと思っていても、抗体を測ると実はかかっていなかったことも良くあります。一度血液検査で抗体を確認し、免疫がなければワクチンを接種することが有用です。くわしくはこちら


 輸入A型肝炎B型肝炎混合ワクチン(Twinrix(R))接種後に検診などで HBs抗原の検査を受ける方へ。
 Twinrix(R)は、A型肝炎ワクチンとB型肝炎ワクチンが混合された輸入ワクチンです。国内認可のB型肝炎ワクチンはB型肝炎含有量が10マイクログラムで、30歳以上での免疫のつきがわるい欠点があります。TwinrixはB型肝炎ワクチン(HBs抗原)の含有量が2倍の20マイクログラムで、30歳以上でも免疫のつきが良いので、当センターでは積極的に接種しています。
 ただ、Twinrix接種後2週間以内に検診・人間ドックで、肝炎の精密検査項目(HBs抗原)を測定すると、陽性が出て、「肝炎疑い」と誤診されやすくなりますので、Twinrix接種後2週間後以降に検診や人間ドックを受けるようにしてください。
詳しくは → こちら をご覧ください。

 DPTワクチンの国内での供給終了について
 DPT3種混合ワクチンが、2016年7月に有効期限切れを迎え、国内から完全になくなりました。ご了承ください。

 高齢者向け23価肺炎球菌ワクチン(PPSV23、ニューモバックス(R))の定期接種化について
 2014年10月1日から、肺炎球菌ワクチンは65歳で1回接種する定期予防接種になりました。移行措置として、今後5年間は65才以上5才毎が対象です。
 詳しくは ⇒こちらをご覧ください。

 肺炎球菌ワクチン(PCV13)の高齢者への適用拡大について
 これまで小児に使用されてきた13価肺炎球菌(プレベナー(R))が、65才以上の高齢者にも認可されました。上述の23価の肺炎球菌ワクチンとは別物で、10月からの定期接種にはなりません。

 日本脳炎ワクチンの定期接種について
 平成7年4月2日〜平成19年4月1日生まれの方は、19才まで定期接種することができます。また、平成19年4月2日から平成21年10月1日生まれの方は1期の予防接種が終了していない場合、9歳以上13歳未満の間で、未接種分を予防接種を受けることができます。

 狂犬病の輸入ワクチン取扱について (2010/6/23)
 狂犬病は欧米を含む大陸で存在し、人間の脅威となっています。日本でも2006年にフィリピンで日本人2人が感染して以来需要が急増し、国産狂犬病ワクチンが品薄になっています。当センターでは狂犬病ワクチンの輸入を開始し、ワクチン不足に対応いたしました。
 狂犬病ワクチンの接種方法は ⇒ こちら をご覧ください。

 高山病予防薬ダイアモックスについて
 飛行機でクスコの空港に降りるといきなり標高3400mです。
 青海チベット鉄道では標高5000mまで上がります。
 標高の高いところに行くと頭痛に悩まされる方は、お試しください。
 詳しくは ⇒ こちら をごらんください。

 抗体検査の選択と結果について
 麻疹、風疹、おたふく風邪(ムンプス)、水痘(水疱瘡)のワクチンを接種しても、5〜10%の人は免疫がつきません。ワクチン接種後1〜2ヶ月後に抗体検査をして、免疫がついたことを確認しましょう。
 留学の際にワクチン接種が必要になります。このときも、抗体検査を行い、免疫のないものだけ接種すれば、無駄なワクチン接種を減らすことができます。